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意外と知らない発祥の地?コーヒーの歴史 起源は9世紀のエチオピアの山火事?

#原産地

コーヒーの起源(ルーツ)を知る

皆さんは、情報によって味が変わることはご存知ですか?認知脳科学の世界では、食べ物や飲み物の事前情報によって脳が感じる味覚が変化することが実証されています。

よく、高級料理店などにいくと、ウィイターの方が料理の説明をしますよね?あれは、事前情報によってより美味しくたべてもらおうとする科学的にも裏付けがあることなんですね。

そんなことで今回は、コーヒーをより美味しく飲んでいただくために、コーヒーの起源について書いていきたいと思います。

コーヒーの起源には諸説あり、現在歴史学的に確定している起源は無いものとされています。ここでは、いくつかの説を取り上げていきたいと思います。

エチオピアの山火事がコーヒーを生んだ?

コーヒーの起源については諸説ありますが、中でも最もストーリー性があるのが「エチオピアの山火事説」です。

9世紀に、エチオピアで山火事が起きました。火事が鎮火してから人々が山にいくと、一帯になんともいえぬ良い香りが漂っていました。その山にはコーヒー豆の木がたくさんあり、山火事によって予期せぬかたちで焙煎され、コーヒーが誕生したのです。焼け焦げた土地の中に、呆然としている人々の中から焙煎状態のコーヒー豆をお茶のようにして飲んでみた人がいたのでしょう。

山火事による損失は大きなものだったと思いますが、そのことで逆に9世紀最大と行っても過言では無い文化的発見をしたというのが、最有力な説です。

エチオピアの「山羊飼やぎかいカルディ」の物語起源説

同じエチオピア起源説の中でもう1つ有力候補と見做されているのが、17世紀の東洋学者の書いた、「山羊飼やぎかいカルディ」の物語が起源という説です。

カルディの飼っている山羊が夜になっても寝付こうとしないので、近くの修道院しゅうどういんに相談に行ってみると、とある潅木かんぼくの実を食べているのがわかった、というものです。

この「潅木の実」がコ-ヒ-豆ということで、以後、人々がそのゆで汁などを飲むようになり発展していったのではないか、と言われています。有名な「カルディコーヒー」はここから取っているものだと思います。

イエメン発祥説

3つ目の説は、イエメンをコ-ヒ-の発祥の地と考える「モカの聖人せいじんアリ-・イブン・ウマル」の物語起源説です。モカの聖人であるウマルが事情により、町を出てウザブという山の中で生活していたところ、何も食べるものない場所でコ-ヒ-を見つけて、やがてそれを煮立てて飲み始めた、というものです。彼が、その「コ-ヒ-」を、訪ねて来る人々に振る舞ったおかげで流行はやり病やまいが鎮しずまったと言われており、そのおかげでコ-ヒ-が広まったという説です。


まとめ

さて、諸説あるコーヒーの起源を解説してきましたが、どれもロマンティックなストーリーですよね。人類がコーヒーを発見したのは大航海時代にまで遡ります。当時の情景を思い描きながらコーヒーを飲んでみるのも、たまには趣として良いでしょう。この記事があなたのコーヒーライフをより充実したものにするお役に立てれば幸いです。

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